2022年2月19日(土)
これは泣けたという映画。
まだ、私が独身だったころレンタルしてきて観た映画。涙でしばらく動けなかったという感動作です。
リトルダンサーとは
『リトル・ダンサー』(Billy Elliot)は、2000年のイギリスの青春映画。出演はジェイミー・ベルとジュリー・ウォルターズなど。
ストーリー
映画『リトル・ダンサー』は、1984年のイギリス北部のダラム炭鉱を舞台に、11歳の少年ビリー・エリオットが偶然目にした、“バレエ”のレッスンで踊ることに興味をもち、練習に参加するうちにその素質を開花させていく物語です。
バレエの指導者、ウィルキンソンはビリーの素質を見過ごさず、ロイヤルバレエ学校のオーディションを受けさせるため、無償でレッスンをしますが・・・。
伏線
ビリーは、炭鉱で働く父と兄、認知症の祖母と暮らしている。母は亡くなっていた。
炭鉱では労働体制不満に対するストライキが頻繁に起こり、父と兄もその渦中に。
男くさい中で育ったビリーは、父の勧めでボクシングを習わせられるが、ビリーが興味を持ったのは、ボクシングの隣でやっているバレエだった。
「男らしさ」を押し付ける父には大反対される。が、ビリーは母が弾いていたピアノを弾いたり、祖母がやっていたバレエに興味があったりと、美しいものに惹かれる傾向があった。
そんな中、エスカレートしていたストライキもいよいよ終盤にさしかかり、兄は警察に捕まり、父も炭鉱の仕事を失う。
そして、ビリーはますますバレエの魅力に憑りつかれていった。
一見、この映画は幼い少年がバレエに心を奪われて大成していくシンデレラストーリーに見えるが、私が気になったのは、それではなかった。不安定な社会情勢のなかでも自身の本当の気持ちに素直に従う強い心を持った少年と、その少年の気持ちに心動かされついにその価値観を認める大人の対照性が印象的だった。そして社会がどんなに酷い状況でも、最後には愛する人を理解するという家族愛の物語だったように思える。
少年は華奢でナイーブで一見弱々しいが、心は図太く貫く姿勢を持っていてしなやかだ。一方、父と兄のように武骨で「男とは闘うもの!という人ほど、社会に流され、自分を見失っているようにも思える。
夢をかなえるのは、並大抵ではない。しかし、それ以上に自身の努力だけではどうしようもない時代・社会的背景、家庭環境そういうものを乗り越えなきゃならない。そう思うと、夢をかなえるのに必要な熱量ってどんだけなんだろうと思った。
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印象に残ったシーン
見どころはなんといっても家族愛なのですが、私個人的には、ビリーがロイヤルバレエ学校に進学決定し、家を離れるときのシーンです。認知症でいつも家族に探されていたようなおばあちゃん。言っていることも理解できてなさそうなのに、ビリーが引っ越す日におばあちゃんが悲しそうに顔を覆いながら泣いているシーン。ビリー家の開いた玄関ドアからおばあちゃんの姿が撮影されていて、無声で演じてたところがまた素敵でした。
ラストシーン
ラストシーンはこの映画でもっとも有名なシーンです。私も思わず「おお~」となりました。
ビリーはみんなの希望の星なんだなぁというシーンでした。
これで、お父さんの、お兄さんの、家族の苦労は報われたと、私はかんじましたよ!
まとめ
【2022年2月での調査】
本日の時点で、視聴可能な動画配信は、残念ながら定額制配信では見ることができないようです。
去年あたりまでは【U-NEXT】で配信されていたようですが、本日調べたところによると、もう見放題では配信されてませんでした。
と言うことで、家にいながらも「リトルダンサー」がみることができるのは…
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