結婚したのは38歳でしたが、結婚するんじゃないかと思ったことは1回だけありました。
それは、29歳の時のこと。その当時付き合っていた人と、年齢も年齢だし、周りもみんな結婚してるし、うまくいっているし、不安なところ少しあるけど、完璧な人なんていないし、少し目をつむればこのまま結婚できる、そんな風に思っていました。
当時は、まだ20代で恋愛脳だったというか、自分自身がよくわかってなかったというか、とにかくみんなとおなじで私も結婚するのだ!と、友達の結婚式に招かれるたびにそう思っていました。
相手のことは大好きだし、優しい人だったし、相手も「先を見据えて」と言ってくれてるし、これで両親を安心させることができる、と思っていました。
結果から言うと、相手側の「先を見据えて」は私の考えている結婚時期よりもはるか先のことを言っていて、まだまだ遠い未来のことだったようでした。
そんなこんなしているうちに、ズレが生じ、別れることになりました。
今思えば、縁がなかったの一言に尽きると思いますが、当時はなんで結婚できなかったんだろうと思ってました。
その後、仕事でも転職→出戻りといろいろありまして、37歳の時に職場同士の大掛かりな婚活イベントに参加し、今の旦那と出会いました。
30人対30人のローテンション式婚活で、3人で1チームになり、男性チームが女性チームのテーブルを次々(15分刻み)とローテーションするシステムでした。
その婚活で、見事旦那とカップルになり、その後順調に連絡しあい、お付き合いに至り、結婚までこぎつけました。
出会ってから9か月で結納 → その半年後に結婚式とかなり順調でした。
よく言われている「出会ってしまえばその先は早い」の典型でした。
で、前置きが非常に長くなりましたが、今の旦那に決めた理由それは…
3つの決め手
- 喜怒哀楽がはっきりしていた
- こちらの弱点を見せても引かなかった
- よく笑いよく寝てよく食べていた
この中で、私にとって一番重要だったのが、「こちらの弱点を見せても引かなかった」。これです。
転職先で人間関係がうまくいかなくなって、その後、出戻りで前の職場に戻ったのですが、それをよく思わない人たちもたくさんいて、今までの自分人生史上最大級に評判が悪くなっていました。
生きるか死ぬかまではいかないですけれど、メンタル的には絶体絶命でした。
普通の人なら、悪評がある人とはできれば付き合いたくないとか、関わりたくないとかそういう思いがあるのですが、今の旦那は、一緒にいるときの私を見て評価してくれていて、なーんにも気にならないと、あっけらかんと言ってくれたのです。
これには救われました。
世界中の人がたとえ私を嫌いでも、ただ普通に一緒にいてくれる彼がいる、それだけで生きていけると思いました。
逆に言うと、転職出戻りの一件がなければこういう基準で相手を選べなかったかもしれません。
人間、地獄を見ると本当に必要なものがはっきりわかるのかもしれませんね。
旦那と、29歳時の彼との違い、それは…
私との時間をちゃんと優先して作ってくれたこと。
29歳の時の彼は、仕事も一生懸命で尊敬していたし、素敵だった(旦那も素敵です…念のため)し、ドキドキしていたけれども、悪い言い方に置換すると、「自分のことばかりで、相手のことを思いやる余裕のない人」とも言えますよね。
そして、当時問題だったのが、ここです。
ポイント
- 本音で話したことがなかった
- 自分が少し我慢すればいいと思っていた
- 誰のための結婚なんだかわからなかった
「誰のための結婚なんだかわからなかった」これは、危険でした。
もちろん、好きは好きなんだけれども、それよりも、適齢期だからとか、友達も落ち着いたからとか、若いうちにウエディングドレスを着たい、とか、早いうちに出産したかった、とか、要は「相手と自分の気持ちありきで結婚」ではなく、「結婚ありきでの恋愛」だった。
これが一番の敗因なのかもしれません。当時の彼もそれにうすうす気づいていたのでしょうかね。
晩婚になった原因、まとめるとこういうことが言えるんじゃないかとおもいます。
- 人間的に未熟で、結婚するに及ばなかった
- 出会いがないとか、良い相手に恵まれないのではなく自分自身に問題があった
でも、まぁ、結果から言うと、良かったです。
無理のない自分で過ごせる相手がいる、このことで自分の人生の運の大半を使った気がします。
若いうちに結婚していられる人たちは、たぶん私みたいに愚かではなく、若くしてそのことに気づいておられるんではないかなぁと思います。
愚かな私は、晩婚でした(笑)
まだ結婚相手を探している方たちに、すこしでも参考になれたら幸いです。